子どもの「教養」を養い、

「考えるチカラ」を育む教室

【Abilitaブログ〜♬ “テレビ” vs “YouTube” 】

2022-04-04

《YouTuber あさぎーにょさん×竹林亮監督、Vlog映画『グッバイ、コスモス』が、3月31日にあさぎーにょチャンネルにて公開。“子 あさぎーにょ さん 役”にアビリタに通う小学生女児ちゃんが堂々抜擢されました》

 ※ポスター&サムネイルの女児ちゃんが、アビリタっ子です!

「えっYouTuber?」

「…Vlog映画???」

なんて疎ましい顔をされた皆さまは、、、あと数年しましたら、ガラケーのような存在になってしまいますよー😅

…と言いつつ、、、

うた子先生や、同じ同僚(芸能プロダクションの皆さま)たちは、今、必死にガラケーにならないように色々と勉強している最中です。

なので、

少し、我々の立ち向かっている世界の状況をお話させていただきます!

“ 電通は2月24日、「2021年 日本の広告費」を発表した。その結果、21年のインターネット広告費が2兆7052億円(対前年比121.4%)となり、マスコミ4媒体(テレビ・新聞・ラジオ・雑誌)の広告費(2兆4538億円、同108.9%)を初めて上回ったことが分かった。コロナ禍での巣ごもり需要などが好調をけん引したという。ネット広告の好調で、国内の総広告費全体も6兆7998億円(同110.4%)の2桁成長を記録した。”

(引用: IT media https://www.itmedia.co.jp/…/articles/2202/24/news173.html)

上記の通り、テレビやラジオより、ネットの広告費の方が凌いでしまった状況ですが、、、

この記事に書かれている“巣ごもり需要”だけが理由ではなさそうな気がする、うた子先生です。

今、現在、

俳優さんたちや、芸人さん、そして、“有名人”と呼ばれている方々がテレビに出演する背景には、

「出演料のためではなく、宣伝・広告として。顔を広げるため(テレビ出演料など、微々たる小銭なのです)」

という方も、今では多く存在しています。

また、

様々な芸能オーディション会場でも、

「SNSフォロワー数を教えてください!」

と問われることは、今や普通の状況でして(もちろん!大人の俳優です。子どもには要求されません)、ブログやSNSの更新をすることやフォロワーを獲得することは、単なる趣味や「前に出たい!」という願望だけではなく、その人の実績として一般社会で評価の対象になる物なのです。

すなわち、現在は、、、

⭐︎マス・メディア(=テレビ、新聞 等)

の役割が縮小し、

⭐︎ミドル・メディア(=ブログ、ニュースサイト 等)

⭐︎パーソナル・メディア(=SNS 等)

が主流になりつつある、移行の時代なのです。

「うーーん、難しい!」

と分かり難い方は、『お天気』を例に考えてみてください。

昨今、ゲリラ豪雨や線状降水帯等に備えて、局部的な天気予報が必要な時代になっています。

これには、、、

⭐︎テレビの天気予報(=マス・メディア)

だと、局部的な天気が判らず、心配ゆえに、

⭐︎ネットの天気予報(=ミドル・メディアorパーソナルメディア)

⭐︎テレビに住所等をインプットして、地域情報を出す(=ミドル・メディア)

で、自分の地域の天気予報を確かめる方が多いと思います。

このお天気を調べる感覚こそ、今のマスコミの捉え方に近い状況なのです。

簡単に言うならば、

「皆さん、テレビに一斉に注目!」

という感覚でテレビを観る時代ではなく、

「個々に必要な情報を必要な時に選択する」

時代になっているのです。

よって、、、お子さんが

「YouTuberになりたい!」

と仰るお子さんを非難している親御さんは、とても古い考えだと思います。

「ときどき」ではなく、毎日、毎日、画像を作って、更新して、再生数から得る僅かな小銭を積み重ねて大銭を得るには、、、

相当な努力と根気、そして、他人に支持される要素を持ち合わせていなければなりません。

その小銭の金額は、駄菓子よりも安い金額。

しかし、その小銭を得るまでの動画作成作業には、著作権や、使用許可等の壁が山のように募っており、そこを経て制作をし続けなければならないのです。

即ち、、、

YouTuberさんは、、、

“制作会社さん+俳優orリポーター”

をたった1人でやりきっている状態なのです。

「YouTuberになりたい!」

と仰るお子さんがいるのでしたら、

・責任を持ってやり遂げる努力。

・如何なる状況でも発信し続ける根気。

・“他人に支持されるには、どういう人間であるべきか”を考える。

を教えると良いでしょう。

さて、、、

今回のアビリタっ子ちゃんの作品を通じて、うた子先生も、“Vlog映画” という概念を勉強し、その画期的な斬新さに心打たれました!

Vlog映画とは、、、

「映画のストーリー構成になっているVlog」(竹林亮監督の解説)

という意味だそうで、竹林亮監督さんは、普段のYouTube動画のカメラワークを分析し、フィクションに落とし込んで行ったそうです。

うた子先生的には、、、

充分に“ドラマ”や“映画”としても楽しめそうな構成でしたが、、、

構図の“寄り”の撮り方がとても面白く、「ドラマっぽさ」と「YouTuberっぽさ」の2つ

に分け、それを駆使して、自撮り感と他撮り感を自然に融合させている感覚が面白く、、、

そこに竹林亮監督さんの拘りが見えました。

時代最先端の作品

Vlog映画『グッバイ、コスモス』

を、お手持ちの媒体でどうぞお楽しみくださいませ!

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Vlog映画『グッバイ、コスモス』